■ 「人生最大の屈辱。一級建築士を目指す日々。」

バブル崩壊後、高く仕入れた土地に家を立て、何とか処分ができました。
苦しい状態が続いていましたが、それでも給料は毎月きちんとくれていました。
そんな状況もあって、親の預貯金はみるみる減って行きました・・。

お父ちゃん、お母ちゃん。その節は多大な迷惑をかけました。ごめんなさい。

その後、何とか仕事を続けてきました。

そして、私の人生の転機とも言える出来事が起こりました。

とある現場で、仕事の応援に来ていた大工さんと話す機会がありました。
その方は、中学卒業後、大工を続けながら二級建築士の資格を取り、その後一級建築士も取得された、尊敬できる方です。


その方の給金を持って、彼の事務所に行きました。
彼は、不在でしたので、彼の親父さんと世間話をしておりました。

そんな中で、
「大学を出ても、一級建築士の資格を持ってないやつもおる。大学行っても仕方ない。」
など、明らかに私を意識した言葉を発せられたのです。


あまり、人の言葉で怒りとかは覚えないのですが、その時のことは鮮明に覚えています。

他人に自分の本当の姿を見透かされ、事実だったからこそ余計に怒りが爆発しました。
その親父さんに、というより自分に対しての怒りです。

「くそー!!」

帰りの車の中でそう叫びながら、自分のふがいなさに情けない思いをしました。

「絶対、一級建築士になったる。」

33才の時でした。

投稿者 admin : 2005年5月27日 17:38